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DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN ライブメモランダム
5年間で見たDCPRGのライブは31本だった。
眠りにつけない頭でそのライブをリストアップしてみたら、
驚く事にどのライブもはっきりとイメージがわく。

耳で聴くだけじゃなくて、全身があの音と交じり合っていたのだなあ
と思った。
耳だけだったら、こんなにもたくさんのことを
感覚としては思い出せない。

それでもDCPRGを見た後にはいつもたくさんの言葉を綴っていた。
抜粋し、おぼえがきとして残します。
ひとつの感性きっかけ、その終焉。
きっかけ、とするには、あまりにも大きいもので
何がこんなにも悲しいのかって考えると
やっぱり私も、この音の中にもういることはできない、
ということでした。
そして新しい鮮やかな記憶がもう刻まれないということ。

それでも私の中にはたくさんの鮮やかな記憶が残ってる。
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「FRANZ KAFKA'S AMERICA リリースツアー2007」
★DCPRG、Bon-Bon Blanco@Shibuya O-EAST

■KたんがSMASHに問い合わせたところ、今日のライブにはオープニングアクトがいて、DCPRGの登場は20時過ぎになるとのこと。しかし、OAの公式アナウンスはどこにもなし…問い合わせたときもOAが誰かは教えてくれなかったという。思い出したのはAくんのブログ。数日前に「DCPRGのOAとしてBon-Bon Blancoが出るって話だけど、それってあのボンボンブランコ?!」と書いてあって、でもボンブラのオフィシャルにはそんな表記はどこにもなくて、なによりDCPRGの前にボンブラ?wと思ったので、何かの冗談だろうと思ってたのだけど、ここまで伏せられるとなると、もしかしたらほんとにボンブラなのかも…だとしたら面白い(笑)と思いながら、渋谷ラブホ街の中にあるShibuya O-EASTへ。よく考えれば、DCPRGのOAとして水中とか面影とか出してるし、ボンブラでもおかしくはないよなーとか思いながら。

■チケットの番号が良かったので(しかしこれ、4月中旬くらいに岩盤で買ったもの)、会場に入ったのは4人目。最前列で見ようか2階で見ようか、さんざん迷ったのだけれど、なんとなく今日は誰かと一緒に見たい気分だったので、後から会場入りする予定のKたんとTのことを考えて2階へ。今回も前は関係者席だった…これムカつくんだよなあ。関係者って途中から来たり途中で帰ったりするのに。Shibuya O-EASTでは視界を阻まれずに音に集中できる環境が最前列しかない(しかも密集しないこと前提)。

■開演とクレジットされている19時、場内が暗くなると、下手の上の壁(ドリンクカウンターの上あたり)にスクリーンが。映るは5人の女の子とメガネの男。Bon-Bon Blancoとナルタンですよ!(笑)マジでボンブラだー!(笑)
映像で5人がそれぞれ名乗って、最後に声をそろえて「Bon-Bon Blancoです!」と、アイドルらしくお決まりの自己紹介を済ませると、「クー!」と言ってナルタソが立ち上がっていた(笑)そして簡単なトークのVTRが5分くらい?あって、ステージにBon-Bon Blanco登場!うわーホンモノだー!(笑)

■シルバーのセパレーツの衣装にDCPRGファンは直立不動(笑)まあ無理ないか。しっかしメインボーカル・アンナの歌のうまいことうまいこと!つか、腹筋がすごい!2階席からでもわかるくらいに鍛えられてる腹筋!腹筋に感動したのは後藤真希さん以来です(笑)ステージを縦横無尽に走りまわりながら歌うも、全然ブレず。今、ヒットチャートの上位に入る女性ボーカリストのほとんどより、アンナのほうが歌うまいでしょうこれ(笑)ライブは6曲くらい、40分? 「お客さんにひかれないか緊張してたけど、あたたかく迎えてくれたので嬉しい」というMCが印象的(笑)個人的にはすごい見れて嬉しかったー。最前列だったら超踊ったのに!と、ちょっと後悔した(笑)

■長めのセットチェンジを経て、20:15はまわってたかな? ようやくDCPRGが登場。
ナルタソは今日もあのしっぽつきロシア帽。ロシアの帽子をかぶって「アメリカ」の曲をやるっていうんだから、どこまで皮肉ってるんだろう(苦笑)つか、考えてみたら、ナルタソがこの帽子をかぶり出したのは「アメリカ」の曲をやりだした頃なんだなー。
ステージにはチューバの関島さんの姿が無かった。

■ライブは「perfect days for jungle cruise/ジャングル・クルーズにうってつけの日」から。CDJが見当たらなかったので、新譜『FRANZ KAFKA'S AMERICA』の曲が中心なんだろうなあ…と思っていたらビンゴ、そこから4曲たてつづけに新譜から。お花見のときにAくんと「『FRANZ KAFKA'S AMERICA』の曲はライブより音源なのかも」という話をしていて、実際1年くらいライブで「アメリカ」曲を聴き続けていてもなかなか馴染めなかったのだけれど、この日はこれまでと違った。音源としてパーフェクトなものを聴いてから生演奏の場に立ち会ったからなのか。いや違うな。アルバムツアーということで数日の間この曲たちを演奏し続けたからかな。きっとそう。これまでにライブで聴いた「アメリカ」曲よりずっと、フロア向けにシフトされていた。ずっと、緻密な設計図をなぞっているような印象だったのだけれど(それは『構造と力』の初期にも感じてたのだけど)、ここにきて肉とか血がつけられてきたという感じ。汗とかヨダレとか。もっと簡単に言うなら密度が濃くなった感じというか。これは面白いことになってきたなーと素直に思った。
でも、今回、名古屋・大阪・広島・福岡でそれぞれ3時間あったライブ、今回どこも参加しなかったのだけれど(いつも必ずどこかに行ってた。特に広島は皆勤)、それを悔やむまでには至らなかったんだよなあ…もう完全に好みの問題。いい悪いじゃない。

■そして歓声があがった「PLAYMATE AT HANOI」。完全フロア対応(笑)上から見てもハッキリ違いがわかるほどにお客さんも踊り出す(笑)「Catch22」の後に演奏されていた時はこんな役割じゃなかったと思うのだけれど、ここ1年くらいで変化したなあと思った。音楽は、というより、ライブはこれだから面白い。音源は変化しないけど、演奏はどんどん変化してゆく。私が音源収集にさほど熱心じゃなかったり、DJイベントにそこまで心ひかれないのは多分この違いだなあと改めて思う。
そして1年かけて「アメリカ」曲にも変化が見られたことだし、この先の変化を考えて私はまた心の中でニヤニヤ笑ったりしてたのだ。この時は。

■観客のクライマックスは次の「CIRCLE/LINE〜HARD CORE PEACE」!お客さん大喜び(笑)今日は2階にも伝わるほど演奏が濃い。BPMそこまで速めでもないのに、ぐいぐいとひっぱられて「詰まる」感じ。詰まる、といっても、塞がる感じのほうじゃなくて、ギュッと濃縮された感じのほう。あーやっぱりこの曲で感じるこの上り詰める雰囲気が好きだー!って思った!
坪口ショウがすごかったー(笑)恒例:ショルキーを持ち上げた瞬間に沸き立つフロア(特に坪口さん前w)そして前のほうにせりだして、なんとお客さんに鍵盤を触らせる大サービス(笑)そして今度はなんとホーン隊のほうへ!そして津上さんにも鍵盤を触らせてた(笑)客席大盛りあがり(笑)そして今度はジェイソンの方へ行き、出ましたジェイソンの頭でキーボード弾き!年末のUNITでの狂演再び(笑)ジェイソンが全くいやがらず、笑顔で頭をすりよせてるのが笑えた(笑)
…て感じで、縦横無尽の坪口ショウ大サービスだったわけなのだけれど、後からしておもうと、これが最後の「CIRCLE/LINE」だったんだよなあ。

■そして最後に「hoa-ky/花旗」。ダメだわ、これで終わるのはやっぱり好きになれなかった(苦笑)でも、大儀見さんのソロで静かに終わるのは好きだ。静寂にストーンと抜ける音。

■そしてアンコール。まず菊地さんが出て来て、メンバーをひとりひとり呼び寄せる。でも、メンバーの担当楽器が違う。たとえば「ドラムス、芳垣安洋!」とか言うのに、「トランペット、芳垣安洋!」みたいな。最初、ナルタソのジョークかと思ったら、メンバーも笑いながらその配置についてくし。その楽器を手にするし。もともとのその楽器担当の人があれこれ指示してるし。あれ?担当楽器変えて何かやるの?と。

■そしてここで菊地さんが言い放った。
「重大なお知らせがあります」
「このツアーをもって、DCPRGの活動を終了します」

は?

“担当楽器変えて何やるんだ?”と笑ってた顔が一瞬にして凍りついた。

・決めたのは菊地さんの独断
・このアルバムでピークを迎えた。やりつくした
・メンバーには一本のメールで知らせることになってしまった
・でも反対もなかった(←笑いながら)
・美人の奥さんがいて可愛い子供がいて幸せでも、それを捨てたいと思うことあるだろう、それと同じだ(苦笑)
・ツアーの前に言わなかったのは、解散なら見に行くかという人が増えるのは嫌だった、いつも来てくれる人の前で終わりたかった
・次の構想ももう有る
・今日はメンバー全員から菊地さんへの要望として、菊地さんのワガママでバンドが終了するなら俺たちのワガママとして全員違う楽器で「Hey Joe」をやらせろ(ほんとかいなw)と言われた

最後のエピソード以外はもういかにも菊地さん、て感じで、その事実そのものについてはさほど驚きは無かった。実際、ここ1〜2年くらいはもう菊地さんの言葉通り「これ以上何をやるんだろう?」という感じを受けるところもあったので、バンド、ユニットとしての変化を考えるのなら、むしろ納得だった。
でもこのタイミングでとは!と思ったし、楽曲の変化を考えるのならまだまだ面白いところが見られると思っていたし、何より、今日、ここまで聴いてきた曲や聴けなかった曲は、もう、永遠にライブでは聴けないのだ、ということ、DCPRGの音の中に居られるのは、あとほんの少しなんだ、ということが全く信じられなくて。

■でも、関島さんは本当なら今日は他の仕事で来られなかったそうなのだけれど、急遽かけつけてきたとのこと。ああそうかあ…だから最初いなかったのかあ。とか。さっきの坪口さんとか。ひとつひとつの自分の目に焼きついた光景が次々とパズルのように組み合っていって。ああ。いつもの菊地さんのタチの悪い(苦笑)冗談じゃないんだなあ。とか思った。

■そしてラストナンバー「Hey Joe」が、次の編成ではじまった。

※( )の中は元のパート→HeyJoeでのパート
菊地成孔(Keyboard)
ジェイスン・シャルトン(Electric Guitar→Tenor sax)
高井康生(Electric Guitar→Soprano sax)
芳垣安洋(Drums→Trumpet)
藤井信雄(Drums→Tabla)
栗原正己(Electric Bass→Trombone)
津上研太(Soprano sax→Percussion)
後関好宏(Tenor sax→Tuba)
坪口昌恭(Keyboard→Electric Guitar)
大儀見元(Percussion→Drums)
吉見征樹(Tabla→Drums)
関島岳郎(Tuba→Electric Guitar)
青木タイセイ(Trombone→Electric Bass)
佐々木史郎(Trumpet→Keyboard)

■ドラムをリズム隊の大儀見さんと吉見さん、そしてもともとベーシストでもあるタイセイさんがベースを受け持った事もあり、意外なことに土台はしっかりできていた…が!しかし!後のパートは基本的にボロボロ(笑)特にホーンセクション担当のヒドいことヒドいこと(笑) 「Hey Joe」がマイナーコードにかわってしまっていたくらいだ(笑) 菊地さんは真ん中で笑い転げてた。ステージにいるメンバーもまた然り。ズルいな、こんなんじゃ泣いてるヒマないじゃん、笑っちゃうよ!(笑)いつもなら真剣な、そして堂々としたかっこいいプレイを見せる、日本でも有数の各プレイヤーが、こんなにもコントみたいな舞台を見せるなんて(笑)
でも、誰もおちゃらけてないんだー。基本的にはみんな笑ってはいるけどおおまじめ。それを見て、ああ、DCPRGってプレイヤーにも愛されてるユニットだったんだなあ、って思った。嬉しくなった。

■中でも目立ったのがギターのふたり。ショルキーのせいか、フライングVを持ってもなんら違和感のない坪口さんは意外と?集中して弾いていたのに対して、驚いたのが関島さん!普段はおだやかにりりしくチューバを吹く、どちらかというと目を奪われるタイプのエキセントリックさはひそめている方なのだけれど、なんと、ギターソロでいきなりギターを頭上に掲げ、くりだすギターノイズ!その動きの派手さは普段の関島さんの印象とは正反対、これにはメンバーすらびっくりだったようで、フロアからも含めて大喝采。いやあ、いいもん見た(笑)

■そして、ボロボロクテクテのエンディング。泣けてくるのに笑いも止まらないよ。ステージの端では後関さんが大きなチューバを抱えてジャンプ、ジャンプ!と繰り返し飛んでた。こんなヒドい演奏聴いたことないけど、こんなにもある意味ユニットへの愛に満ちた空間、DCPRGの舞台で見聞き出来るなんて、思わなかったなあ。
ああ、もう、この音の中にいることは、なくなるんだ。この音の中にいるのが好きだった。ほんとうに身体全体で音をおぼえている。そういう表現がピッタリだった、DCPRGのライブが終わった。いろいろな人が泣き笑いの表情で、そこにいた。
客電がついた後もお客が帰らない。やまないアンコールがしばらく続いたあと、菊地さんが舞台に出てきた。
「もっとやれー!」「ミラーボール!」なんてフロアからの声に、「うるせーこのヤロー!(笑)そんなクソ甘ったれた要求には応えられない」と、踵を返して立ち去った。
菊地さん率いるDCPRGの、らしいっちゃらしい終わり方だと思った。

<SET LIST>
1 perfect days for jungle cruise/ジャングル・クルーズにうってつけの日
2 THE CRYING OF LOT 49/競売ナンバー49の叫び
3 WASDHINGTON DC/ワシントンDC
4 Fox trot/フォックス・トロット
5 PLAYMATE AT HANOI
6 CIRCLE/LINE〜HARD CORE PEACE
7 hoa-ky/花旗
〜アンコール〜
1 Hey Joe


FRANZ KAFKA?S AMERIKA
FRANZ KAFKA?S AMERIKA
デートコースペンタゴンロイヤルガーデン
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「DCPRG@O-EAST」
★DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN@Shibuya O-EAST

・会場に入ってすぐ、天井にミラーボールがないのに気付く
・あー今日もやらないんだな…とこの時点で悟る
・でもアンコールラストは何やるんだ?とも思う

・DCPRGは19:30くらいからスタート
・ナルタソは今日もあのロシア帽
・近くで見てもアライグマが乗ってるようにしか見えなかったw
・本編セットリスト→新曲×3曲、ハノイ、構造1、サークルライン、ヘイジョー、花旗
・予定より1曲カットしてた(ナルタソが言ってたのが聞こえた)
・TV生中継が入っているからなのか
・ナルタソはまったく客側を向かず鍵盤弾きまくり
・サークルラインですらお客さんを煽らなかった
・全体的に「熱狂」というよりはワントーン温度低め
・サークルラインの大儀見さんと吉見さんのデュオも
・いつもなら5分くらいやるのに、今日は2分強
・早い!と感じてしまうイコール、のぼりつめられない
・サークルラインではもはや恒例となった坪口さんショルキーショー
・今日もジェイソンの頭で鍵盤を弾いてほしかったが
・TV生中継のせいなのか(笑)、まともに弾いていた
・そこをカメラさんがワンショットでおさえてたのに笑ったw

・アンコール、中継時間があと1時間あると言われ
・ナルタソ「野球でもする?」
・そこですかさずかまえるケンタさんと坪口さん(笑)
・ケンタさんのソプラノサックスはバットにいいサイズとは言え
・坪口さんのショルキーは…(笑)
・でも広島ではあれをブンブンふりまわしたよなあ(笑)
・アンコール、「JBに捧げます」と言って始まった曲は
・高井さんのカッティングから始まる
・「S」!!
・うはーびっくりめずらしい
・ミラーボールやらなかったのは残念だけど
・こんなシメもまた珍しい

・最前列で見たら、よりひとつひとつの音が
・くっきりと、近くに感じた
・聴覚をフルに稼働させる感覚
・意外と後ろで見るよりしっくり向き合えた
・でも、でも、あんなに距離が近いのに
・どこか「遠く」に感じたのもまた確かで
・目の前に在るのに遠いのだ
・やっぱり高井さんのギターが好きだー!
・芳垣さんのドラムはいうまでもない!

FRANZ KAFKA?S AMERIKA
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デートコースペンタゴンロイヤルガーデン
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