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フジロックフェスティバル’04 マイ総括:ライブ部門
(各アクトの時間はライブ開始予定時刻であり、自分が見ていた時間帯とは異なります)

◆ 1日目 ◆ 2004年7月30日(金)

■10:20〜 COCORE(RED MARQUEE)
今年の最初のライブアクトは韓国から来たCOCORE。
たまたま彼らのPVを見る機会があって、それがとてもデッドな感じで好みだったので見に行ったのだけれど、
実際に見たらよく言えば結構なんでもありな雰囲気で、悪く言えば散漫な印象。
一生懸命な雰囲気は好印象。

■11:30〜 LITTLE TEMPO(WHITE STAGE)
苗場の朝にスティールパンの音色が気持ちいい!
普通に歩いていても踊ってるような感じ。フジのこういう空気が好き。

■12:00〜 赤犬(ORANGE COURT)
以前に何度かデートコースと対バンしてたので見に行った赤犬。
これが大当たり…フェスのお祭り空気にここまでハマるとは!(笑)
しかも場所はフジの最果てオレンジコート。フジ中最も入り口から遠く、俗世間から解き放たれた空間。
なんつーかもう…一般社会にてまともに生活できない人間の集まりっていうか(爆) ←もちろん自分もだ(爆)
フジ公式のアーティストデータに「大阪の秘宝館、赤犬」って書いてあったけど、
ものすごーく的を得た表現だと思います(笑)
大所帯のビッグバンド風な出で立ちで、スカとかパンクとかアイドル風(!)とかもうなんでもありな音を奏で、
しかもそれが全然片手間な感じではなく全部消化してるんだよね。
けど、とにかくもう見た目が完全にアホ(笑) 最初に登場したのはキリンの着ぐるみだし
(しかも首が長いためうまく動けずそこで大幅に時間が遅れたらしい)
フジロックだからとピエール瀧ばりの富士山かぶりものの人と「不治の病に冒された藤竜也」の人がいたり、
気付けばステージ上の人が皆体操服にブルマ(注:着てるのは男)だったり、
ホットパンツのスキマから男性の大事な部分をのぞかせ(爆)「これはアップリケです」と言ってみたり…
でもって「♪U・N・C・O〜うんこ〜うんこがスキだぜ〜♪」とか歌い、
客にコールアンドレスポンスで「うんこー、スキだー!」「うんこー、食えるー!」と大声で叫ばせたり。
この曲のとき、私の目の前をカレーを持った男性が歩いて行ったのだが
(オレンジコートには美味しいカレー屋さんがあったのです)
かわいそうに非常に微妙な表情をしてらっしゃいました…(苦笑)
あげくにPPPH(※)ですよ!そんなんハロプロ系ライブ以外の場所で見ることになるとは思わなかったよ!(笑)
そして「赤犬次回のライブ予定をお知らせします。8月1日…苗場食堂にて!(大歓声)
赤犬はじめてのディナーショーを開催します、是非来て下さい!」とのMC…
誰ですかそんな怖いもの見たさとしか思えないブッキングをしたのはー(笑)
という感じで、苗場の朝という清清しい空気を一掃する、
まるで男子校の文化祭のような赤犬のステージは大盛り上がりで幕を閉じたのでした。
 ◆SET LIST◆
1 クリムゾン
2 どんてんロック
3 恋はシグナル
4 反戦小唄
5 ゼニゲバラ
6 ズキズキドキュン
7 ポルカ
8 ユメに喰うな
9 全裸ブギー
10 U.N.C.O.〜うんこが好きです〜
11 乾杯!! ショッパイ節

※PPPH…主に”アイドル系”と呼ばれるノリの良い曲に合わせて、
熱狂的なファンが(ぱん・ぱぱん)「ひゅー」と手拍子とともに合いの手を入れる行為。
その頭文字を取ってこう呼ぶ。(はてなダイアリー“PPPH”の項より)


■13:55〜 SNOW PATROL(RED MARQUEE)
最果てから下山してREDにて、Nさんおすすめのスノパトを拝見。
グラスゴー出身、ということでなんとなく音を予想していたのですが予想を裏切らないギターポップでした。
しかし赤犬の後に見るにはあまりにポップで美しすぎた。正直なところ退屈に思えてしまったのだがきっと彼らは悪くない。

■16:00〜 ザ・ルースターズ(GREEN STAGE)
大将こと日高さんの挨拶からライブは始まった。
メンバーが登場したと同時に更に大きくなった歓声。待ち続けた人達の感情。
私はギリギリでリアルタイムにてルースターズを知らない世代なのだけれど、そんな自分にもステージ上にオリジナルメンバーが揃った時の迫力は感じられた。というよりケタ違いの気迫。
井上さんも花田さんも別バンド、別ユニットでライブを見たことがあったけど、身にまとうオーラが全く違う。
そして中央には大江さん。これだけの存在感を持つ人は、ルースターズ後にもそうそういなかっただろう。
主に、後からカヴァーで知った曲が次から次へと聞こえてくる。
それだけたくさんのミュージシャンにリスペクトされ続けていた、ということ。
そして、当然ながらオリジナルである曲が、一番カッコよかった。
圧倒的なものに引き込まれるかのように最後まで見た。

■17:40〜 PJ Harvey(GREEN STAGE)
同時刻にField of HeavenでライブだったPolarisと最後まで悩んで、
次にいつ見られるかわからないので、という理由で選んだPJ。
結果的にこの日の、しいては今年のフジロックの個人的なベストアクトとなったライブでした。
(モーサムはあまり他と比較が出来るほど客観的にはなれないので)
この頃天気が崩れてきて、GREENの舞台の上の空は暗い雲が立ち込めては流れ、
ひんやりとした空気が場を覆い始めた。
そんな中に真っ赤なワンショルダーのワンピースを着て登場した彼女は凛として美しく、
ここにある全てのものが、あまりにも彼女の為だけに存在するように思えて
その場の空気が一瞬止まったかのように思えた。
音源だけ聴いていたときは、もっと感情的に歌い上げる人なのかと思っていたのだけれど、
それはいい意味で裏切られ、達観した空気さえ漂わせる歌声は、
無常と強さをも兼ね備えて、むしろ抑えて歌われて、
それは心情的に平伏してしまいたい感じだった。
流れるのはシンプルなロックンロール、だけれど身体をゆすることもなく、
私は固まったまま舞台上に神経を集中させていた。
そして圧巻だったのは、終盤近くに彼女の歌とギターだけで披露された「Rid of Me」。
コードを奏でるだけのシンプルなギターに、決して感情的ではないのに悲鳴のように聞こえる歌。
心から、鳥肌ものだった。
会場からも共鳴するかのような、歓声(しかしこれもまた悲鳴のような)があちこちで沸きあがっていた。

■18:20〜 LOSALIOS(RED MARQUEE)
PJとピクシーズの合間に少しのぞいた程度ですが。ちょうど金子飛鳥さんとのコラボ中でした。
音と音とが闘ってるかのような感じだった。
インストは好きなんだけど、微妙にハマる感じではないんだよなー。

■19:20〜 PIXIES(GREEN STAGE)
初めて見たピクシーズ。もっとひねくれた音を出すのかと思っていたのだけれど、意外と真っ当ど真ん中、
直球な音、ストレートにカッコよかったです。というかフランシスの巨体に驚きました(爆)
結構楽しみにしてたんだけど、次のSUPERCARに向けてそわそわしてしまって、見るのに集中できなかった。
後から考えると非常にもったいないことをした。

■20:30〜 SUPERCAR(RED MARQUEE)
超超楽しみにしていたSUPERCAR。入場制限かかったら泣くに泣けない、と早くからREDに移動。
舞台近く、割合前のほうにて待機。
そしてライブが始まり、1曲目はなんと「Jet bee Town」?! しかも次は「Sun Rider」って?!
ありえない、アルバム『OOKeah!!』からの初期曲2連発。思わず前に行ってしまった。
このへんは無条件に身体が反応してしまうのよ。
しかしこの後がいただけなかった。「Sun Rider」の後、微妙な間の後「FREE HAND」…なんか、しっくりこないつなぎ。
「JUSTICE BLACK」を続けて、最新アルバムの曲を2連チャン。
ものすごく最初の2曲とかみあってないというか、相性が悪い感じ。
その後も1曲終えるごとに妙な間があいて、なんていうか、のどに魚の骨がささったままみたいな、違和感。
美しく流れる物語のようなSUPERCARの空気が全然感じられない。フェス向けだからなのか。お祭り気分ってことなのか。
しかも「Strobolignths」でなんとOiコール。…超ひいた。びっくりなんてもんじゃなかった。
なんなんだ今日のお客さんは。この曲の何でOiをしようと思うのか。全く理解できまへん。無粋すぎるにもほどがある。
しかも追い討ちをかけるかのごとく、「YUMEGIWA LAST BOY」で手拍子ですよ…… 
えええええええええ??? ここで完全に気持ちの糸が切れてしまい、もう全然ライブに入りこめなくなってしまった。
並びだけ見るとシングル曲たくさんの大盛りあがりセットリスト!って感じなんだけど、
なんだか適当に並べたって感じにも思えてしまった。
あんなに楽しくない「Fairway」は初めてだった。5月のAXで見たバンドとは全く別もののように思えた。
期待してたからこそ、落ち込みようもハンパなく。ちょっとトラウマになりそうだ。
 ◆SET LIST◆
1 Jet bee Town
2 Sun Rider 
3 FREE HAND 
4 JUSTICE BLACK 
5 Strobolignths 
6 YUMEGIWA LAST BOY 
7 RECREATION 
8 WONDER WORD 
9 Free your soul 
10 STORY WRITER 
11 White surf style.5 
12 Fairway


■21:30〜 LOU REED(GREEN STAGE)
ガックリきた気分の中、気を取り直そうと牛串を食べながらGREENへ。
しかし、ルー様はめちゃめちゃ渋いステージを展開されておりまして、さながら秋の雰囲気。
それは今の私にはますます気分を凹ませる…
しかも天気のせいかものすごく寒い。染みる。
しばらく体育座りでルー様を聞き入っていたのですが、心身共に冷え切ってしまったため宿に戻ることにする。
まだ2日あるし、カゼでもひいたらかなわん… って去年の初日も同じこと考えてたな。
後からWOWOW見たらすごいかっこいいライブだった。ちくしょう。しかしこれもまたフジロック。



◆ 2日目 ◆ 2004年7月31日(土)

■11:30〜 THE MOONEY SUZUKI(WHITE STAGE)
昨日の赤犬に引き続き、朝の爽やか気分をいい意味でブチ壊す、
情緒もへったくれもない暑苦しいライブ(←ホメ言葉・笑)
山間に響くギターノイズに笑いながら、ボードウォークで更に奥へ。

■12:00〜 THE TRAVELLERS(ORANGE COURT)
ジェントルメン!という言葉が似合う、粋な男たちの粋な音。
ウッドベースの音が踊れて気持ちいい〜。
ここで偶然Tさんにお会いしたのだが、その間もずっとフラフラと踊っていたような。

■15:10〜 MO'SOME TONEBENDER(RED MARQUEE)
ほぼ定刻に開演。メンバー登場とともに大歓声、これはもみくちゃになる、と、最初にいた場所から更に少し下がる。
その位置のせいもあり、だいぶ客観的にライブを見ることになった。
詳しいライブレポ&感想はモーサムサイトのライブ掲示板に書いたので割愛するけれど、
前回このRED MARQUEEでやったライブからまる3年、その間の時間の重みを随所に感じさせるライブだった。
「GREEN & GOLD」の最後、曲のクライマックス部分で、
不意にお客さんの拳が一斉に上がったのを後ろから見て、こみあげてくるものをこらえられなかった。
本当に、このバンドと同じ時代を生きられて、よかったと思う。
バンドも、気持ちも、続いていくことは難しいことなのだ。
3年前も、そして今年も変わらず同じことを思えたことが幸せで、奇蹟だと思う。
 ◆SET LIST◆
1 凡人のロックンロール
2 DAWN ROCK
3 music master
4 なんでもねえよ
5 BIG-S
6 it's me
7 GREEN & GOLD
8 HigH
9 hang song
10 未来は今
11 DUM DUM PARTY


■19:10〜 忌野清志郎&NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS(GREEN STAGE)
キングオヴロックショー! とはその昔確か某歌手が使ったタイトルだったけれど、
この日の清志郎様のステージはまさしくそんな言葉がピッタリのものでした。
まず三宅伸治氏率いるNICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNSの面々が登場。
華々しくボス、改めキングを迎える演奏を始め、そこにブルースブラザーズばりの執事(?)を従えた、
金のマント姿の清志郎様が登場! ひらりとマントを飛ばし(そのマントは執事氏が見事にキャッチ)、
「雨上がりの夜空に」!
実はモーサム後からこの直前まで雨が断続的に降ってたのだけれど、この曲と同時に上がりましたよ。すげえー!感動!!
更には「トランジスタラジオ」(感涙!!)、「気持ちE」「ドカドカうるさいR&Rバンド」など、
まさに往年の名曲のオンパレード。
極めつけは「スローバラード」…もうイントロの時点で号泣ですよ。
こんな夜の闇にまぎれて、この曲が聴けるなんて…。
しかも、梅津和時さんのサックスがめちゃめちゃ泣ける。
もう苗場の山にこれでもかと鳴り響く。ベストロケーションすぎ。
胸の奥をぎゅーっとつかまれるような、学生の頃この曲を聴きながら感じてた切ない気分なんて思い出してみたり。
勿論この曲の他の梅津さんのサックスも素晴らしくて、
個人的には梅津さんに今年のフジのベストプレイヤー賞を捧げたいという感じです。
最後にはウルフルズ「いい女」ばりの、コテコテの退場シーンを繰り返し(笑)、
しまいには舞台上でお布団をひいてその掛け布団をひらりと飛ばしてまた歌い始めたり(笑)
…GREENのステージ上で布団ひいて寝たのは清志郎さんくらいでしょうな(笑)
本当にかっこよくて楽しいライブでした!

◆ 3日目 ◆ 2004年8月1日(日)

■さてフジロックの会場である苗場スキー場には「ドラゴンドラ」というゴンドラがあって、
苗場と田代スキー場を往復し、通常はスノボとかする人のために冬に大活躍な乗り物なんだけど、
このフジロック期間は毎年往復1600円のところ1000円で開放していて、
その山頂ではチルアウトスペースとかがあるという。
前から一度は乗ってみたかったんだけど、なにせフジ期間中はたいていみたいものがそれなりにあって、
ドラゴンドラに乗りに行く十分な時間が取れなかったりでこれまではいつも見送りになっていたのです。

■しかし今年、この3日目の朝イチにはそこまで「絶対見たい!」的なものがなく。あぶらだこは今年2度も見れたし。
これは行くしかない!と、前夜K氏と意見が一致し、朝、グッズ売り場近くにて集合。
初日、二日目とはうってかわって今日は陽射しが照りつけていい天気。
キャンプサイト入り口近くにあるドラゴンドラ乗り場への送迎バス乗り場(ややこしいな)へ行くと、
同じことを考えていた人が多かったのか行列が。
しかし用意できるだけの苗場地元関係者所有バスも用意したという雰囲気のピストン輸送で
(てか普通に軽トラックとか使われていた・笑)
思ったよりすんなりと列は進みゴンドラ乗り場へ。

■あっという間に順番が来て、ゴンドラに乗り込みいざ出発。
フジロック会場が見渡せる。
実際に場内を歩いているときはいろいろ見るもの聞こえて来るものがあって
そんなに長距離歩いてる感じはしないのだけれど、
上から見るとかなり広範囲に渡る会場だってわかる。
これを一日何回か往復したりするんだから、そりゃいい運動になるわけだ。
でも楽しさが勝つからあまり疲れは感じないんだよねえ。

■そして見慣れた景色を抜けると、今度は苗場の自然を満喫。
会場が見える範囲って、ドラゴンドラのほんの序盤にすぎないのだ。
ゴンドラはアップダウンあり広い景色あり細かいところも見えたりで全く飽きさせない。
ただし結構暑くて、ゴンドラ内にそなえつけのうちわが結構役に立った。
そして乗ること20分超、同じゴンドラに乗っていた人の「なんじゃありゃー?!」という驚きの声と共に、
ゴンドラは終点に着いたのでした。

■ゴンドラを降りるとまずもぐらの着ぐるみがお出迎え、
手には「一緒に花いちもんめをしよう!」というプレート。ええ?(笑)
そして目の前では…「勝〜ってうれしいはないちもんめ!」と大人数が興じていた。えええ?(笑)
そしてブランコやシーソーやハンモック(丸太製)などの遊具。
ゴンドラから降りてくる人、皆ボー然とした表情。そして次に…嬉しそうな表情になる(笑)
さらに奥へ行くと聞こえて来る四つ打ち音。人が踊ってるのが見える。DJブースがあるらしい。
行くとびっくり、なんと着ぐるみのぶたさんが踊ってるではありませんか!!




■普通着ぐるみって着てるだけでも相当重いは暑いはで15分が限界らしいんだけど、
このブタさんは私が着いたときはすでにノリノリで踊りまくってらして、
その後30分は踊り続けてましたよ…何分踊ってたんだろう。しかもすごい踊りがウマイ!!
そりゃーもうブタさんのまわりは大盛り上がりですよ。私もブタさんの踊りをトレースして踊る踊る。
踊りすぎて足首ひねったけど踊る踊る(笑)すっげー楽しい!!!
(その後このブタさんは某巨大掲示板のフジスレにて「今年のMVP」との称号を与えられていました。超納得)
山のかなり上のほうのせいか、陽射しは強いんだけど涼しい風、広くて青い空と白い雲、
目に鮮やかな緑、絶え間なく流れる音楽、
大人も子供もここにいることだけを考えて、心底楽しんでるのが伝わる場所。
小学生(しかも低学年)の頃、余計な心配事とか全然なくて、ひたすら遊んでた頃の記憶が蘇ってくる感じ。
ほんとに気持ち良くて、楽しくて、幸せで。フジロックの、ある意味究極の場所だなって思いました。
いやあほんとに極楽浄土みたいな場所だった(笑)

■しかし、普段フジロックから地元に帰って来た時「空気(雰囲気)が違う…」って感じるんだけど、このドラゴンドラ山頂からフジロック会場に戻ってきた時、同じ気分を感じました…恐るべしドラゴンドラ(笑)


■14:20〜 MUM(WHITE STAGE)
ドラゴンドラの楽園気分も抜けきれず、下山したら暑かったこともあり、ホワイト裏の川原で涼みながら音を聴くことにする。
音が全体的に小さくて、聴き取りにくい部分もなきにしもあらずだったんだけど、
音を楽しむ、って意味では満喫! 去年同じ場所でYO LA TENGOを見た時と同じ気分を味わえました。
こころがあらわれていくかのようでした。

■15:50〜 Praxis,featuring Bill Laswell(WHITE STAGE)
さらに川原での観戦(聴戦?)は続く。涼しくて気持ちいいのです。
しかしそんな雰囲気や日曜日の午後というシチュエーションをガッツリとブチ壊す感じのPraxisのアクト。
木々の向こうから狂気じみた音が聞こえてきて、そのあわなさ具合にヘラヘラと笑いが止まらない感じ。

■17:00〜 KELLER WILLIAMS(FIELD OF HEAVEN)
なりゆきでその時ライブをやっていたKELLER WILLIAMSを見る。
全く前知識もなく名前さえも知らなかったんだけど、
屋台を見て廻ってるうちにその音が耳に入ってきて、こりゃ面白い!と本格的に見入る。
バリエーション豊かな音だったのに、なんとステージで演奏するのは彼ひとり。
ひとりでたくさんの楽器をあやつってるのだ。あっちこっちいろいろな楽器を弾いて廻り、
かと思えばサンプラーを使って全く楽器に触れず、妙なダンスなど踊ってみたり(笑)
やっている本人がすごく楽しそうで、見てるほうもとても楽しい気分になってくる、とてもアットホームな空間。
歌とか歌詞とかMCとかなくても十分に楽しい気持ちのやりとりはできるのだ。
もっともフジロックらしいステージと言われるFIELD OF HEAVENで、まさにフジロックらしい楽しみ方。
こういうのがあるからフジロックはやめられないのだー!
お酒を呑みながらゆらゆらと踊らせていただきました。
次にアヴァロンでチビズが控えていたため、最後まで見られなかったのが残念。後ろ髪を相当ひっぱられた。

■18:15〜 渋さチビズ(GYPSY AVALON)
さてアヴァロンに到着するとかなりの人。渋さの別部隊?チビズの登場。
勝井さんが出るとくれば見逃せません(笑)
音と踊りと芝居による文化総合商社みたいな渋さ知らズとくらべ、
こちらは音度高め、心地よいジャズを聴かせてくれる。
アヴァロンの小高い丘の上のほうからステージを見ると、さらに向こうには夕暮れの大きい空。涼しい風。
こんなに贅沢な空間に居ていいんだろうか。
フジに居る間に何度も思うことだけど、本当に、幸せな場所に居るなあ。

■18:50〜 ZAZEN BOYS(WHITE STAGE)
チビズが終わり下山すると、WHITEではZAZENがライブ真っ最中でした。
本当ならすごく見たいんだけど、私には見たいアクトがこの後控えている。
牛歩のような歩みで通り過ぎようとした時に流れてきたのは「KIMOCHI」、うわーこれは見逃せぬ!
向井くんの作る曲としてはめずらしい、ドロッとした体温高めのこの曲。私この曲大好きなんです。
広いホワイト上の空はもう闇に包まれていて、それをつき抜けるように鳴り響く音。
MCで向井くんも行ってたけれど、ZAZENが正式に人の前に出たのは去年のライジングサン、まだ1年もたっていないのだ。
それなのにこの貫禄、圧巻。音はぶれず、心は揺れる。

■20:00〜 赤犬(苗場食堂)
さてそんな圧倒的なZAZENを抜けてまで私が見たかったもの…
それは、赤犬ディナーショウなのでした(爆)ああ…人間としてダメ度高いかしら(苦笑)
ライブ中、メンバーも言ってたけど、
「3万円以上チケ代払って、見るのが俺達かよ、バッカじゃーん!(笑)」とは言い得て妙(爆)
しかし会場の苗場食堂裏には、そんなバカ達がわんさかと…(笑)
詳細については↑のレポと変わらないので略しますが、たとえ会場が食堂であろうとも、UNCOの歌はやりました(笑)
そしてゲストは
・前の方で見てたお客さん(舞台上にひっぱりあげられ、「ソロ」という名のどんぶり飯一気食いなどをやらされてた)
・ケミカルブラザーズ(という名のケミカルジーンズ上下を着た、まるでハマショーのようないでたちの擬似兄弟)
・そしてモリッシー(という名の「冬のリビエラ」を歌う人)
でした。豪華だな(笑)
しかもダイヴまで起こってたよ。ありえないー(笑)
最後、ライブが終わって、私の前に居た女の子は
「赤犬最低ーー!! ありがとーーーう!!」と絶叫してました。
むちゃくちゃ楽しんで「最低!!」と言われるバンドもそうないであろう(笑)

■そしてフジの最後の夜をしめくくるため、また山を登る。
GREENではキャンセルになったモリッシーの代理に、なんとスミスのコピバンが登場!(唖然)
すげー。最終日の大トリにコピバンが許せるのはフジロックくらいだろう(笑)
ある意味3日間通し券のみだった今年だからこそできた荒技。
ちなみにコピバンのボーカルさんは、クネクネした動きがモリッシーに似てると思いました(笑)
そしてあとでMこちゃんに聞いたところ、MCでがんばって日本語をしゃべってたらしいのだが、
それが「レッツ・ゴー!」と言いたいんだろうけど「さあ、行こう!」と言ってみたりでなかなか楽しかったらしい(笑)

■19:30〜 moe.(FIELD OF HEAVEN)
そしてオレンジコート側からヘヴンへ入ると、キャンドルが並べられ、ミラーボールが廻り、
美しさの中に宇宙的なライティングでこの世のものとは思えない雰囲気が。
そこでライブをしていたのはmoe.。なにせフジ公式の紹介文に、
 『米本国ではアメリカンロックをベースにテクノ的要素を取り入れた
  ジャム〜インプロヴィゼーションで人気を博し、
  その爽快なロックジャムとスペイシーなグルーヴで多くのオーディエンスを獲得』
とか書いてあったら期待しまくりですよ。
そしてその期待は裏切らず、あの場所・あの時間にピッタリな、
しかも私が好きな雰囲気でかつなんでもありの、最高のライブが繰り広げられたのでした。
空に昇っていく音を聴きながら、もうここに来てから何回、何十回、何百回と思ったかわからない、
「幸せ〜」って気分をなんども味わって、音に身を委ねてゆらゆらと漂って。
最後のほうで披露された歌ものが、また感動的でこころに染みて。
いつまでも拍手を送っていたい気持ちでした。

■23:30〜 渋さ知らズオーケストラ(GREEN STAGE)
moe.が終わって、余韻を噛み締めつつ下山すると、
予定が早まりすでにGREENではクロージングバンドの渋さがライブ中。
しかも1曲目から「本多工務店のテーマ」らしいとな。もう終わってしまいそうだ(笑)
3日間の音楽のお祭りに相応しい、渋さのステージ。
クロージングでこんなに人がいるとは!ってくらいにたくさんの人。みんなみんな踊ってた。




[04フジ ベストアクト]
7/30 PJ Harvey(GREEN STAGE)

[ベストソング]
7/30 「Rid of me」 PJ Harvey
7/31 「スローバラード」 忌野清志郎

[ベストシーン]
7/31「GREEN & GOLD」@モーサムで一斉に拳が上がった瞬間

[MIP]
ドラゴンドラ山頂のブタさん
赤犬@苗場食堂で「赤犬最低ー!」と叫んだ彼女(笑)

カテゴリ:F・E・S!!! | comments(3) | trackbacks(0) | -
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コメント
1日目と2日目、70%くらい同じ行動してたのに残念でしたー。。ぐすん。
思わず、自分のフジレポ読み返しちゃいましたよ。
オレンジとかで見つけられそうなもんですが、うーん、結論、フジは広い!
| MI | 2004/09/10 12:14 AM |
ども。スーパーカーだけ絡みます。
最初の2曲をやったと聴いた時はどれほど悔しかった事か・・・。
イベントのストロボとユメギワのハイテンションっぷりはもうしょうがないんでしょうかね?oioiコールはさすがに無理です。
『FREE HAND』はもう一度聴きたいなーっと思うけど、今回の並びだと思いっきり浮いてますね。
ちょっと残念な感じです。
うーん次に期待。
| プルトニウム | 2004/09/15 12:49 AM |
レス遅くなりました、ごめんなさい!(><)

>MIさん(と言う名前は言い慣れない・笑)
かなりかぶってたようですねー、ほんとに会わないのが不思議でしたなー(笑)
まあ昼だと帽子かぶってたりとかで、一見わかりにくいってのもあるのかもしれないですな。
ほんと、フジは広いです!ドラゴンドラに乗って上から見て、
一層そう思いましたよ〜。来年はMIさんも是非乗ってみてくださいな。

>プルトニウムさん
メモラからのお引越し後も来てくださってうれしいです♪
私もプルトニウムさんのブログ、ブックマークしてますよ〜。
スーパーカー@フジ、最初の2曲は自分の耳を疑いましたねー(笑)
うーん、でも今思えばそこで帰っておけばよかったのかも(苦笑)
ストロボやユメギワ、ワンマンでも確かに盛りあがりますけど
イベントだとどうしてあんなに安っぽい盛りあがりになるんですかねー…
私も次のスーパーカーに期待、ってところです。
「FREE HAND」が似合うライブのほうが好きだなあ。
| ルビー | 2004/09/28 8:10 PM |
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