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「Grapevine tour 2004沈黙の臓器」
★GRAPEVINE@東京ベイNKホール

■バインツアーファイナルがベイNKってそれ無謀すぎじゃないですか?
と誰もが思ったであろう今回。
実力云々が、という話ではなく、キャパシティが。
そりゃあAXは即売り切れるでしょう。
でもZepp2Daysくらいで問題ないんじゃないの?
てか沖縄じゃないのかよー!(←今度こそ再び沖縄行きたかった)
まあチケをギリギリまで取らなくてもなんとかなったのは助かったけど(笑)
福岡でほぼ3時間というライブを経験した今ツアー、
(鳩2.5回という事件があったものの・笑)
NKでは2階指定席があるということで迷わずそちらに(苦笑)
いやあ、踊らないライブで立ちっぱは辛い(笑)
同行のバイン友もほぼ皆同意見で、連番にて5席ゲット。
私の長いライブ人生において、こんな5連席とかで取ったのは初めてかもしれない(笑)

■開演15分前くらいに会場に着き、2階へ。
アリーナのステージ前はかなりの入り。去年のBECK様より多いぞ(笑)
てか、開場から開演まで1時間だから、
あの最前列付近にいる人達は3時間半以上とか立ちっぱなしになるわけですよね…?
多分トイレにも行けないだろうし、大変だー。
思いの他座り心地の良いシートに深く沈み、2階を見まわす。
これをどう判断するかは人にもよるのだろうと思いますが、
私の想像より遥かに入っておりました(笑)
やるなあ。結構人気者なんですなあ(笑)

■予定より10分ほど過ぎて、暗転。
特に大きな舞台だからといって演出に変わりも無く、「鳩」からスタート。
……何事も無く1回で終わった時は隣に居たCりんに
「よかった、1回で終わったよ」と言ってしまった(爆)(笑)
続いて「シスター」。福岡と、本ツアーと同じ。
特にスペシャルなメニューではなさそうと判断。
でもそれでいい、
またあの中盤が観たかったのだから。

■ライブは新譜「イデアの水槽」を中心に進む。
それと絡まるは、あんなシングルこんなシングル。
年末に出たシングルA面集をPRしてのセットリストと思われ。
「白日」「BLUE BACK」と続いた時には意識するまでもなく思い出す、
西原さんを。
それは、この日のライブ中何度も訪れた瞬間なのだけれど。

■正直なところ音質そのものは悪くなかった。
BLITZでの音よりよっぽどマシだったというのが後で聞いた友人との共通意見(笑)
なぜかバインはBLITZがホームグラウンド!とか言ってた割に
いつやっても高音がイラつくくらいにハウってたり
やったらボーカルレベルだけが大きかったりでいい思いが出来たことがなかったもんだった(苦笑)
今回のNKではそれが全くなかったのはありがたくて、ライブに集中できた。
大会場ゆえ、音の迫力、密度にはどうしても満ち足りないところがあったけれど、
無駄のないMC、シンプルに曲を聴かせる構成、
2階席から静かに見ていた分もあり、その分落ちついて見れた。
以前、初めてバインが野音でワンマンをやったとき、
とても野音が大きく感じたのだけれど、
それよりも全然広いこの会場で
全くステージ上の彼らは小さく見えなかった。
ステージ前ではたくさん詰まったお客さんが大きく揺れていた。

■静かに見ていた気持ちがグラリと揺れたのは、懐かしいギターのフレーズからだった。
「羽根」。
即座に脳裏をよぎったのは、ベースのネックを振り下ろす西原さんの映像だった。
昔の私はこの姿を見るのが好きだった、ということを連想式に思い返す。
なのにサビにくるまでタイトルが出てこなかったのは内緒の方向で(笑)
と思っていたら同じ列にいた友人の多くがそうだったらしい(笑)
データよりも、思いとか、思い出とか、メロディに彩られたものが湧き出てくる。
そしてそんな記憶はさらに引きずり出される。「遠くの君へ」。
一気に数年前の自分が抱えていたものがフラッシュバック。
♪見つからない答え探してー♪ のフレーズでボロッと涙が落ちた。
本来聞こえるはずのない西原さんの特徴ある(笑)コーラスが耳の奥で響いていたり、
数年前、完全に気持ちが狂っていた自分の
心臓をえぐるような出来事や気持ちを思い出したり、
そのフレーズそのものが胸を刺すものであったり。
どんどん音が変わっていったバイン、
私も音の嗜好が変化していったのにどうして離れられないんだろうと思っていたのだけど
こんなにも深く染みこんでいるんだなあということを改めて思い知って
理屈ではなく納得してしまった。

■ああそういえばちょうど今日だった、と思い出す。
多分一生で一番泣いた日だった。
そんな忘れられない日にこうしてまたバインを聴いている。
偶然とは思えなかった。
バインを聴かなければあの日を経た今日の自分はいないし、
このすぐ隣に居る友人達(アリーナにも居た)とも会うことはなかったなあ。
多分こうして続いていく、いろいろなことが。

■そしてゆるやかに音は進む。
気付けば中盤の濃密な時間に入りこんでいた。
「It Was Raining」で静かにかつ熱を帯び、
「11%MISTAKE」で妖しく響かせ、
会場の広さを感じさせない、息遣いにふれるような時間。
そして、今日最大のヤマ場だった「豚の皿」。
♪浮かれた独裁者の 狂える瞼♪の
「くるえーーる」の「えーー」でまずゾクッときた。
ピクリとも動けず、アリーナも凪になっている。
けれど心臓は徐々に大きな音を立て始める。
そしてそのピーク、二度目の♪群がり出す群がり出す〜♪の部分、
そのスケールの大きさに呆然として、嬉しくなった。
すごい。すごい。音が、曲が大きい。
そして、なんて広い会場が似合うんだろうと。
福岡で見た時もこの曲はすごかったけれど、
今回のほうがもっとよかった。
NKの奥行きのある空間を、音が埋め尽くす。
これまでよかったと感じたバインはリキッドだったり、宇都宮VOGUEだったり、
狭い空間での濃い空気だったのだけれど、
こんな広い会場でそれを感じることが出来るなんて。
福岡ではスケールのわりに稚拙さを感じてしまった亀ドラムも
今回は比べられるほどに良くなってた。
曲が終わった瞬間、大きく肩で息をした。
まるで長い時間息を止めていたかのようだった。

■しかも嬉しいことにまだこんな時間は続く。
「SEA」。
場内に吊るされたミラーボールは廻らずに光の角度をあちこちに変え、
極力シンプルに、出される音をサポートする。
まるで深海から光る水面を見上げているようだ、と思った。
2階からステージを見下ろしているのだけれど(笑)
この会場全体が海の底のような… そんな静かさもあったりで。
あ、だから「SEA」なの?かな? 
…結構無意識に感じてた。マジで今これ書いてて気付いたんだけど(爆)
まあこの曲はもっとギターエフェクトが延々と続くのをもっと聴きたかったんだけど
福岡に比べると少しおとなしかったかなあ。

■しかもその後続いた、イントロのアルペジオを耳にして固まった。
「Paces」…!
うわあ。もう。この並びは。心の中がいっぱいいっぱいですよ。
やわらかく響くメロディー、そして続くうたごえに、涙腺は決壊寸前で。
♪その〜ランプだってもぉ〜おぅ〜♪の、音の上下する感じとか、
固まりつつ「ぐわはぁー」って。ため息のような喜びのような、そんな無音がもれて。
なんだかもう。こんな気持ちになれる日が来るなんて。
椅子があってよかった。
なかったら腰が抜けてたかもしれないよ(笑)
ひとつ、「愁眠」をこの広い会場で聴いてみたかった気もするけれど。

■「Paces」が終わった瞬間、あの広い会場が物音ひとつ立たず。
何よりも大きかったのは、やっぱり自分の心臓の音だった。

■正直なところこの3曲(&そこに至るまでの流れ)の印象が強すぎて、
その後の記憶が薄い(苦笑)
「いけすかない」がやっぱりかっこいいなあと思ったことくらいしか覚えてない…マジで。
本編最後に演奏された「Good bye my world」がとても唐突であっさり感じたことよ(笑)
悪くはなかったのだけど…なにぶんあの3曲が強烈すぎた。

■アンコール。
の前にトイレに急いでかけこんだのだけれど(ここまでで2時間はあったし)
鏡で自分の顔を見てたら、なんだか真夜中に半分眠って鏡を見た気分に似てるように思えた。
朦朧とした頭で聴く「スロウ」。
そこから、聞き覚えのあるドラムのフレーズが続く。
ま…まさか、これは??
ドキドキしながら、続くはずの音を待つ。
よくあるタイプのフレーズだから、この後違う曲が来るかもしれないし…
来たらかなりがっかりする(笑)
そしてそこに乗ったのは…ベースの低い音、
「パブロフ」だーーーー!!(狂喜)
思わず「うおっ!」と声が出てしまった(笑)
もうこの曲は大好きなんだけど、
以前のように全体的に高いテンションの中で聴くそれじゃなくて(笑)、
こういうどろっと溶けそうなモードの中で聴いてみたかったのだー。
ああ…でも出来れば本編中盤のあの息もつけない時間帯に聞きたかったような…
いやでもあそこにこれ以上入れたらマジで窒息するかもとも後で思い直したり(笑)
そしてここでも脳内に登場するは、西原さん。
なんだかもう今日は、西原さんの存在感の大きさを思い知ったライブでもあったよ。
金戸さん(現バインサポートベーシスト)が、
「バインのリーダーはあなたです」的なことを言ったのを思い出していた。
音云々というより、なんつーかな、
楽器を弾く人としては確かに脱退したかもしれないけど、
意識の中には居るというか。
金戸さんほんとドンピシャだよ。と思った。

■1回目のアンコールで田中くんがTシャツを投げていかなかったので
きっともう1回あるでしょう(笑)、と友人達と予想していた通り、Wアンコール。
ベースから始まった「君を待つ間」。
一時期ギターではじめてたこともあったけど、やっぱりこれがしっくりくる。
久し振りにこうしてライブで聴いたけれど、
やっぱりいいメロディだなあ…
自分でもびっくりするくらいにスルッと入ってきた。
最後にはにぎやかに「SOUL FOUNDATION」で終了。
♪よどみない そう♪のところでまたもゲラゲラと笑っていたような(笑)<自分

■温故知新という感じの夜だった。
そして自分が思うよりずっと染みこんでるんだなあと。
心がやわらかくなったような、そんな気分だった。


<SET LIST>
01 鳩
02 シスター
03 白日
04 BLUE BACK
05 (All the young)Yellow
06 BREAKTHROUGH
07 リアリティ
08 会いにいく
09 ぼくらなら
10 羽根
11 遠くの君へ
12 公園まで
13 光について
14 It Was Raining
15 11%MISTAKE
16 豚の皿
17 SEA
18 Paces
19 いけすかない
20 HEAD
21 アンチハレルヤ
22 Suffer the child
23 ミスフライハイ
24 Good bye my world 
 〜アンコール〜
01 スロウ
02 パブロフドックとハムスター
03 マダカレークッテナイデショー
 〜Wアンコール〜
01 君を待つ間
02 SOUL FOUNDATION



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