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「死に物狂いでリズムを刻め」
★MO'SOME TONEBENDER@SHIBUYA AX

まだツアー中なので、ネタバレ防止として隠しておきます。

「MO'SOME TONEBENDERというバンドにはフロントマンがいない。」

モーサムをある程度回数見てる人ならこれは共通認識だと思う。普通なら3ピースのバンドとかだと、ボーカリストがその役割を担うことが多いけれど、モーサムにはそれは当てはまらないと思う。確かにボーカリストのモモさんはバンドに色をつける役割で、モモさんの調子が悪いとダイレクトにライブから鮮やかさが消える。
でも、実際にバンドの核の部分を大きく持っているのはドラムのイサムさんで、モーサムというバンドのつかみどころのなさ、他に無い特徴はこの人による部分が大きい。俗に言う、司令塔。
そして、この2人だけじゃバンドは成り立たない。多分、この2人だけならこのバンドはとっくに崩壊している。一見飛び道具、その実バンドに絶対に欠かせないバランサー、それがベースのタケイさん。
この3人が集まってMO'SOME TONEBENDER。どこかか飛び出しているわけでもなく、だからといって全くの仲良しトリオでは決して無い。ギリギリのテンションで、見えない力のぶつかり合いを音で表現する、それがモーサム。ちょっとバランスが崩れたらもう成り立たない。はっきりいって10年も続いてるのが不思議なバンド。

私はこのバンドがつくりだす△を見るのがすごく好きで。それはもうまごうことなき正三角形。まったくいびつなんだけれど、でも正三角形。その真ん中には、言葉なんかじゃとても表現できない「すげーもの」があって、私はそれを見るために、北は石狩(札幌より北だよね?)から南は鹿児島まで足繁くライブに通ったのでした。

でした。うん過去形。

そのカタチがおかしい、と感じたのはいつごろだったか。ペチカツアー(2005年11月)までは思わなかった。その年明けの、初めて見た福岡でのライブでは、もう違和感ありまくりだった。正三角形のバランスが崩れて、二等辺三角形みたいになってた。音が自分の中に入ってこない。ピースフルなライブ。三角形の真ん中に「すげーもの」は見えない。三角形はカタチをどんどん緩め、妙な丸のようなもの、になってしまった。夏の苗場の一番大きいステージで私は途方にくれてしまった。「We are Lucky Friends」に対して、拒絶反応、くらい言えるあの感覚。到底受け入れられず。そしてその冬の渋谷、大きなライブハウスの壁に私はよりかかって、まったく自分の中に入ってこない音が肌に跳ね返るのを感じていた。私をいろいろな場所に飛ばせた、あの音はもうどこにもない、と思った。会場のお客さんの手が上がれば上がるほど、逃げ出したい気持ちになった。そして新しい年を迎え、思いがけず新しいアルバムが自分の中で鳴ったので、悩みながらも足を運んだ日比谷。ステージの上でゆらゆら踊るぬいぐるみを見ながら、現場にいるのになぜかテレビモニタでも見ているような、そんな気持ちになった。

それから一度もライブに行く気がおこらないまま、秋。

新しく出たアルバムに、久しぶりに気持ちが逸った。全曲イサムさん作曲のアルバム。聴いててニヤニヤしちゃうこの感じ。
それでも、私を動かすのはデッキのスピーカーから聴こえるこの音じゃないんだ。肌で聴くあの音。あの音を聴けるまでは。

そして実のところ、心のどこかで、でも、もうあんな風には聴けないんじゃないか?って思ってた。





今日のSHIBUYA AXに在ったのは、
私が見たくて見たくてしょうがなかった、「いびつな正三角形」だった。





音が自分の中に入ってくる。オープニングの「Young Lust」から「ハラヒレ」まで、ともすれば“勢いだけで押してる”となりかねない曲調の並びが、全くそうは感じなかった。久しぶりに聴いた「DAWN ROCK」では相変わらずモモさんのギターのチューニングが狂いまくりでなんかもう泣き笑いしそうになった。全然ピースフルなんかじゃなかった。
タケイさんは途中でビームサーベルみたいなものを振り回しだして、もうこんなにビームサーベルが似合うベーシストは世界中探してもどこにもいないとか、ベーシストをあらわす「Bs」って表記はもうビームサーベルとのダブルミーニングでいいじゃんかとか、次の戦隊モノの主役もできる、とか、そんなことを思いながらもステージが正三角形だからもう楽しくてしょうがない。

で、自分にとってのハイライトは本編ラストのほうの並び。

まず「We are Lucky Friends」がきた。ライブで一度も受け入れられなかった曲。この曲がアリになるかってのはもう、キリシタンの踏み絵みたいなもので、絶対ない、とさえ思ってた。
でもさー。もうさー。全然アリだったの。聴いててもう、ビックリした。スルスル音が入ってくるの。理由なんてわからん。三角形のカタチのこともあるけど、多分、自分の感覚とか感性の問題だろうね。それが、聴いててもうとにかく嬉しくなってきちゃって。♪ワーン、ツー、ワンツースリーフォー!のところとかもう涙目。

んで、次に「Bad Summer Day Blues」。もうこの曲いろんな意味でやばかった。イントロのブレイクのところでさ、イサムさんが手を高くかざした瞬間、

「きた」

って思わず声に出たよ。あの次の瞬間の、△からまるで超新星が生まれたみたいな感覚。ヤベー!とか、きたー!とか、うひょー!とか。もう、いろんな喜びの感情がもうぐるぐるとまわりだして。だってこのときさ、タケイさんマイクスタンド持ってセンターで踊ってるんだよ?(笑)そんななのに、がっちり△なんだよ。音の鋭さとかバンドサウンド云々とか、もうそういう問題じゃない。もうそこにあるのは見たかった△。嬉しがらずにはいられないっつーの!
でもタケイさんが「♪ア〜アアアア〜アアアア〜〜♪」って歌いだしたら、あきらかにメインのモモさんのマイクより音量が上がってて激しく笑ったが(笑)

そして本編最後の「18(eighteen)」。某さんも書いてたけどさ、今のモーサムには「echo」じゃない。この曲があるじゃん。と思ったよ私もライブ見ながら。

もうこの3曲で倒れそうになった。いろんな感情(いい感情)が自分の中にぐるぐるしたのと、ライブにのめりこみすぎたのと、ステージ上の密度が濃かったのと。でももう楽しくて嬉しくて、ギャーーとか言いながら走り出したくなちゃった。

で、アンコールに「GREEN & GOLD」と「hang song」。ここだっけ?イサムさんが椅子に立ち上がって飛び降りて叩いたの。あの時後光差してたよね?実際の照明だけじゃなくて。あの瞬間会場がぶわっと沸いたね。あの場面に、「イサムさん復活」が象徴されたんじゃないかなと思う。や、復活、っていうより、なんつーか、もっと近いのは「イサムキター」とか(笑)

でもさ、「hang song」で終わって欲しくなかったんだよー。何か足りなくて。もう1曲聴きたかったんだよー。だからアンコール、珍しくまじめにやったんだよー。でも出てこなかった。うあー。だからさー。あと1ヵ所、これは行っちゃおうか?ってさ。結構まじめに考えちゃてるよー。

あーもうさー。ほんと、大げさじゃなくて、生きててよかった!って思っちゃった。そんくらい。今日の私には。きた。きた。だめだ、ってハッキリと思ってしまったものが、まだまだひっくりかえったりする。そんなユカイなこともある。そう思えたのがすげー嬉しいんです。うれしい気持ちが自分の中でいっぱいになって、夢みたいな気持ちで帰りました。
なんかもうレポじゃないし、ヒドい文章だけどお見逃しをw
ってかヒドいなーと思ったらここまで読んでないと思うけどさ(笑)


<SET LIST>
01 Young Lust
02 ロッキンルーラ
03 13 HOT DOGS
04 L.O.V.E.
05 You are Rock'n Roll
06 ハラヒレ
07 DAWN ROCK
08 Black Christmas
09 秘密にしようよ
10 ルルル
11 パーティーは続くよ
12 Lost In The City
13 Have you ever seen the Stars?
14 エンゲルロージー
15 Tiger
16 ばちかぶれ!
17 We are Lucky Friends
18 Introduction
19 Bad Summer Day Blues
20 18(eighteen)

〜アンコール〜
01 GREEN & GOLD
02 hang song


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