<< 「MOSTNOTORIOUS Vol.16」 | main | 2004年2月 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

カテゴリ:- | - | - | -
「Grapevine tour 2004沈黙の臓器」
★GRAPEVINE@Zepp Fukuoka

■自分でももう遠征をすることはないかなと思っていた
バインの福岡行きを決めたのは結構安易な理由で、
一緒に行ったCりんが水炊きが食べたい、と以前から熱望していたことと、
現地でHやTと遊べるということ(笑)
それとツアー発表の時点で東京ではAXしかなくて、
AXでのバインの音を想像すると、私的にはそれはちょっと…なものだった。
AXの音響はギターバンドには本当に最悪な場所で、
毎回こちらの想像を越える音を出していた(苦笑)BLITZを、
さらに越えるものが出てくるんだろうなあ…と。
幸いにも今回の福岡公演は日程的にCりんも私も都合がよく、
それにZepp Fukuokaの音はなかなか良いので
(でもそれは東京で言うAXやBLITZ、ZeppTokyoと比較したらの話で、
 全国的に見てもライブハウスの音のグレードが高い福岡の中ではそうでもない)
その点が一気につながった時にはもう旅行会社の安いプランを探してました。
今月二度目の福岡。深く考えてはいけない(笑)

■開演10分前に会場に入ったら、驚くくらいにロビーがガラガラ。スタッフしかいない(笑)
気合いが入ってるのかお客が少ないのかどっちか…と思いながら中へ。
…うーん半々かな(笑)
地元のHによると前回のツアー時より入りは少なかったらしいけど、
ギュウギュウなのもストレスがたまるので個人的には見やすくていい。
PA前の最も音がいい場所なんて誰もいませんよ(笑)
前のほうか、後ろのひな壇に人が固まってるみたいだったけど、
PA前でも十分にステージ上は見えそうだったし、実際そうだった。

■しかし最初の音がでてびっくり。超歪んだ音。なんじゃこりゃ?!
これはここの会場の音じゃなーい!またやらかしましたかバインPAさん?!
「鳩」「シスター」と2曲続けたところで一旦中断。
どうやら田中君の機材に問題があったらしく、ローディーが駆け寄っている。
じきに直ったらしく、「じゃあ最初から」と再び「鳩」(苦笑)
い、いや、この曲は…2回聴きたい感じじゃないんだな(爆)
しかし、またしても中断…完全に直ってなかったらしい。
でも今回は原因をつきとめたらしく、田中君「もう大丈夫!」的な発言をして…
も、もう一回「鳩」からだったらどうしよう、と一瞬思ったけど、
今度は曲の後半の♪あっとのまつり〜 の部分からでした(笑)
この「鳩2.5回祭@福岡」のおかげで、長いライブは更に長くなったのでありました(笑)
もともと私はツアー中でもセットリストを見ずに行くのですが、
(モーサムは管理人のサガとつとめとして別ですが)
前回の年末バインの時、「次はもっと長い時間やるから」と田中くんが言ってたのを思いだし
覚悟だけは決めて行こう…と(笑)、セットを確認していった処「27〜8曲、2時間半」と知り、
その甲斐あり2曲終わった段階で「3時間コースか…」とハラをきめることができました(笑)

■話は本題に戻り。
ライブ序盤はアッパーな、比較的近年のバインモードで攻め。
その内に新曲もc/wと共に披露。メロディ寄りにやや回帰している印象。
むしろ好きな雰囲気なのだけれど…さほど掴まれないのは何故だろう。
深く爪跡が残るような、静かな中に荒さを見せた初期の頃とは違い、
おだやかな、春の陽射しの中でぼんやりしているような。

■そこに懐かしい旋律。「そら」だった。
心臓がぎゅーっとなる感覚。ああ…こういう感じ。
今となっては思い出も含まれてはいるけれど、
♪夢みたいな 夢でもないような日は もう戻らない♪なんて言葉を聞くと
頭の中がざわざわするのだ。

■でもそこで感情は終わらなくて。
自分の中が「動いた」のは、「Reverb」からの流れだった。
一時期荒いだけになってしまっていたこの曲の、本来持つ切なさが戻ってた。
「lamb」、
以前ライブで見た時は音源の深みが生で出せてない…と少々がっかりしたのだけれど、
Aメロのベースから引き出される淡々とした雰囲気から広がる空気が素敵だった。
「ぼくらなら」、
こういうやわらかな歌い方をする田中君の声が好きだ。
「11%MISTAKE」、
6月のリキッドで初めて聴いたとき一番印象に残った未発表曲だった。
ゆるやかなベースライン、それに乗るドラム、
西川さんのギターが妖しげにうなり、低音を歌い、
そしてからまるハイトーンのボーカル。
しずかに、しずかに鼓動が脈を打つ。ステージに集中した意識は切れない。

■そして圧巻だったのは「豚の皿」。
新譜でもキモになるこの曲を、ライブの最初や最後に持ってこず、
あえてライブの脂がのってくるこの中盤ど真ん中に入れたのは大成功だったと思う。
勢いに流されず、圧倒的な存在感。
ああ… 時間が過ぎたんだな、と思った。自分も、バインも。
ただひとつ、苦言を呈すなら…亀!!(呼び捨て)
お前(失礼)は変わらなすぎだー!(苦笑)
この人のドラムテクは…ほんとなんでこんなに成長しないのか(苦笑)
二度目の♪群らがりだす群らがりだす〜♪のところなんて、超見せ場なのに!
おまいの力任せなのに全然厚みのないドラミングじゃ力不足なんじゃーい!
どーも普段芳垣さんとかイサムさんとかアヒトくんみたいなドラマーを見てるせいもあるだろうけど、
ここばかりは脳内架空ドラマーが登場してしまった…(謎)
今回のツアー、
西川さんのギターはいつも以上に主張が感じられてかっこいいし、
(うひょー!と言いたくなるようなブルージーかつエロ(笑)なフレーズが随所に有り)
田中くんのギターも後で友人と意見が一致するほど上達がはっきり見て(聴いて)取れたし、
高野さんのキーボードは他の音を生かす音を出していたし、
金戸さんのベースなんて以前は借り物感があったのだけれど、
今回は本当にとてもしっくりきていて、「バインの音」になってたのだ。
だからこそ余計に亀井くんの稚拙さ(正直に言うが)が目についてしまう。
某ドラマーさんのように、
「ライブの出来は俺の腕にかかっている」なんて言えるくらいに成長してくれよ、亀。

■話を戻す。
そして更に続く「SEA」、
これも見事だった。バインの新しい面を見た気がした。
淡々と、でも徐々に熱をもち、絡み付くように詠うけれどそれ以上に熱は上がらない。
低温火傷のような初期、高熱沸騰のようだった中期を経て、
バインはまた違う時期にきたんだなあ…と実感。
とろ火で熟してぐらぐらとゆっくり沸き立つような。全面ではないものの。
中盤の、ギターにエフェクトをかけてノイズのように延々と続けていたあたりなんて
バインのライブに来ているということを忘れたくらいだった(笑)
先日Kたんに、「最近のバインはむしろるびの好みに近いんじゃないの?」と言われ、
その時はえ?むしろ最近の好みからすれば異質だと思うんだけど、と考えたんだが、
こういう音は確かにストライクだと思いました(笑)

■そして、「愁眠」。
♪ことばにして〜かすみだ〜す♪ と聞こえた瞬間、
なんていうかな、こころの持つ「幅」みたいなものがぶわーと広がって、
♪ほっどの〜きお〜くなんだ〜♪ の、「の〜」で高音が伸びた瞬間に、はじけて、
「きお〜くなんだ〜」の直後に、ぐわーと号泣したい気分にかられた。
心をゆさぶられる曲。
いろいろな場面で思うことだけれど、
やっぱり名曲は色褪せないのだ。
アウトロ、特にギターは染みたー。
この曲が『退屈の花』の最後を飾る曲(厳密には違うが)というのもあるけれど、
♪僕はどんな顔していよう〜♪で、あのアウトロが流れて、
それを聴いていたらもう今日のライブはここで終わりでもいいと思った(笑)

■西原さんが言う所の「ますますディープな時間帯」であろう部分はこのあたりまで。
「ここから後半」と田中君が発言すると場内からどよめきが起こり(苦笑)
(しょうがない…この時点で2時間くらい経ってたわけだから・笑)
終盤の、前方ファンを踊らせる選曲シリーズへ。
「BLUE BACK」よかったなあ。
今の流れで聴くと、素直にいいポップロックだと思ったよ。
しかし中盤があまりに自分的によかったので、終盤の記憶が薄い(笑)
本来一番盛り上がるべき本編ラスト「Good bye my world」は
密度と存在感で完全に「豚」〜「SEA」に負けてたと思う(笑)
でも悪くない。いい後味だった。

■アンコールの1曲目は「スロウ」と「Our Song」とで3曲ローテになっているようだったのだけど
福岡は「光について」だった。
ちょっと残念、「Our…」が聴きたかったんだよなあ。冬が似合うから冬にこそ(笑)
この曲は本当に詞が秀逸。メロディより詞が先に頭に入ってくる。名曲。
この頃のバインって「スロウ」とか「望みの彼方」とか、
激しく名曲をたくさん産んでたよなあ…すごいなあ(笑)
「SOUL FOUNDATION」では、いつぞやかのツアー時のように
♪よどっみっない、そう♪の「そう」が素っ頓狂になってなくて逆に笑えた(笑)
やっぱりあれは尾をひく…(笑)
最後は「ニアラズ」でザクッと〆。3時間弱。お疲れ様でした(笑)


■ライブ後、Cりんと話していたんだけど、
まずは最近のシングル曲が以前に比べてインパクトが弱いのはなんでだろう、ということになり
Cりんが、自分にとってバインは詞が重要なファクターだった、というようなことを言い。
それには私も同意。
でも最近の詞は、むしろメロディを活かすために存在してると思う、と更に発言。
ああ!それはまさしく同意!ていうかビンゴだ!
自分や周りの人が「Here」以前「Here」後でなんとなくわけてしまうのは、
この変化が一番明確に出てきた時期なんだなと思った。
あまりにはっきりと汲み取れて(意味はそれぞれにまかせるところあったけど)、
絵、物語として鮮やかに機能していた初期シングル曲にくらべると、
言葉を想像して膨らませる深さが欠けた分、今はインパクトが薄いのかもなーと思った。
だから亀よ、おまいにかかってるんだ、ある意味(苦笑)(以下略)

■こういう比喩は一歩間違えると痛い人なのを覚悟な上で書きますと、
バインとの関係を男に例えるならば(爆)、
ひとめぼれ!で熱烈な恋に落ち、どっぷりハマる
 ↓
次第に意見の相違などがあり、ぶつかり合うようになり距離を置く
 ↓
結局恋愛関係は破局したけれど、友人になってみたら意外といい感じ?
相手をよく知ってるから気をつかわなくていいし、
客観的になれて少し距離があるこのくらいがいいかも?
…みたいな感じかなあ(苦笑)
一番心地の良い距離を見つけた感じだ。

■何はともあれ、福岡に行ってよかった。
ライブを見た後NKも行こう、と思えたのだけど、
あの中盤の感じはNKみたいなひっろーいところじゃなくてあのくらいのハコで見といてよかった。
(もちろんもっと小さいにこしたことはないが。ただしギュウギュウじゃなければ)




■↑を読むとこの人は本当に好きで行ってるのか?と思うかもしれませんが、
歪みつつも多分好きなんだと思います(笑)
ほら、つきあい長い友人だとくだけた口もきけるじゃないですか(笑)


<SET LIST>
01 鳩
02 シスター
03 Let Me in 〜おれがおれが〜
04 太陽
05 Sabbath
06 BREAK THROUGH
07 リアリティ
08 会いにいく
09 そら
10 それでも
11 公園まで
12 Reverb
13 lamb
14 ぼくらなら
15 It was raining
16 11%MISTAKE
17 豚の皿
18 SEA
19 愁眠
20 マダカレークッテナイデショー
21 BLUE BACK
22 アンチ・ハレルヤ
23 Suffer the child
24 ミスフライハイ
25 Good bye my world
〜アンコール〜
01 光について 
02 SOUL FOUNDATION
03 R&Rニアラズ



カテゴリ:GRAPEVINE | comments(0) | trackbacks(0) | -
スポンサーサイト
カテゴリ:- | - | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://wrigley.jugem.cc/trackback/22
トラックバック